Macに、rEFIndとLinux(Debian)をインストールしてみよう!

ITと電子機器

今回はMacで他のLinuxを起動することのできるブートマネージャ、rEFIndをインストールし、実際に他のLinux(Debian 10 Buster)もインストールして、起動していきます。

rEFIndとは何か?

rEFIndとは、mac(とbootcampのwindows)以外のOSを起動出来る、ブートローダーの事です。

以前の記事で紹介した、Ubuntuと呼ばれるLinuxは、VirtualBoxを通じて外付けssdへインストールすることで、再起動時にoptionキーを押してから、「EFI Boot」と呼ばれるディスクを選んで、Ubuntuを起動することができました。

macをoptionキーで再起動しながら、外付けのLinuxの起動ディスクを示すであろう、「EFI Boot」を選んでいる様子

しかし、UbuntuをベースにしたLinuxディストリビューション以外のLinuxのOS(Debian、Arch、Centosなど)では、なぜか、macを再起動してから、optionキーを押しても、表示されないため、rEFIndと呼ばれるブートローダーが必要になってきます。

今回は前回と同じように、外付けSSDへLinux(Debian)をインストールし、安全を考慮してUSBへrEFIndをインストールするという形で行います。

使用環境と必要なもの

使用環境と必要なもの

今回のインストールでは、次のような環境で行いました。

使用環境

  • パソコン : Macbook Air (64 bit)
  • OS : macOS mojave 10.14.6
  • SSD : シリコンパワー製 2.5 inch 256GB SSD
  • SSDケース : ORICO製 2.5inch USB3.0対応 HDD/SSDケース
  • VirtualBox 6.0.14 r133895 (Qt5.6.3) (最新バージョン)

必要なもの

  • 1GB以上のUSBメモリ
  • 外付けのSSD (16GB以上ならUSBメモリでも可)
  • ネットワーク環境(有線でも無線でも可)
  • Ubuntu以外のLinux系OS (ここではDebianとする)
  • エラーに挫けず、最後まで成功させる根性

Linux(Debian)イメージのダウンロード

Debianは、このサイトから入手して下さい。

http/ftp を使って Debian CD/DVD イメージをダウンロードする

お使いのパソコン(ここではmac)のビット数が64ビットであれば、「amd64」
32ビットであれば、「i386」を選ぶ

ちなみに使用しているmacのビット数を調べる場合は、
uname -a コマンドで調べることができます。

x86_64と表示されたので、この場合は64bitとなる


末尾に i386と表示された場合は32bit、
x86_64またはamd64 と表示された場合は64bitとなります。

自分の使っているPC(mac)のアーキテクチャを選んで、表示されたページを一番下へスクロールし、debian-10.2.0-{アーキテクチャの名前 (i386(32bit) か amd64 (64bit))}-DVD-1.isoをクリックして、ダウンロードして下さい。

rEFInd(ブートローダー)のダウンロード、インストール

rEFIndをダウンロードし、USBへのインストールを行います。
次のサイトから「A binary zip file」を選択して下さい。

The rEFInd Boot Manager: Getting rEFInd

USBメモリを接続し、「ディスクユーティリティ」にて、名前(任意、refindを動かすためのものなら分かりやすくお願いします)を入力し、フォーマットを「MS-DOS (FAT)」、方式を「GUIDパーテーションマップ」に設定して、フォーマット(初期化)します。


次に、ターミナルを開き、次のコマンドを実行してください。

$ diskutil list

このコマンドは、PC(Mac)にどのようなUSBメモリ、ストレージが認識されているかを示すものです。このコマンドを実行すると、それらのリストがこのように表示されます。

(rEFIndを入れるUSBは、/dev/disk3 のところの62.1GBと呼ばれるものですが、1GBのメモリでも構いません)

TYPEには、そのUSBやストレージの種類、
NAMEにはその名前、SIZEには容量、IDENTIFIERにはディスクの識別子が表示されています。

ここでは、識別子(IDENTIFIER)のdisk3s2にrEFIndをインストールします。

その前に、次のコマンドを入力して、ディスクのマウントを解除してください。

$ diskutil unmountdisk /dev/disk3

そして次に、先程ダウンロードしたrefindのzipファイル (refind-bin-0.11.4.zip)を解凍し、そのディレクトリへ移動して、次のコマンドを実行してください。

$ sudo ./refind-install –usedefault /dev/disk3s2

コマンドを実行し、次のように表示されれば成功です。

Debianのインストール

ディスクのフォーマット(初期化)

「ディスクユーティリティ」を開き、フォーマットは「MS-DOS (FAT)」、方式は「マスター・ブート・レコード(MBT)」で、接続した外付けSSDをフォーマット(初期化)します。

VirtualBoxでの設定

VirtualBoxを開き、メニューバーにある「新規」を選択。

「エキスパートモード」で、名前を「Debian 10(任意、なんでもよい)」と入力し、タイプを「Linux」、バージョンを「Debian (64-bit)」として、メモリーサイズ(RAM Size)を、4096MB (4GB) へ設定 (たぶん最初の 1024MB (1GB) でも大丈夫だと思います)。
ハードディスクの設定では、「仮想ハードディスクを追加しない」を選択します。


Debianを追加すると、メニューバーが次のように変化します。
「設定」を選択。

「一般」→「高度」 で、クリップボードの共有、ドラッグ&ドロップを両方「双方向」へ設定。

「システム」→「マザーボード」で、
起動順序を「工学」のみ、
チップセットは「PIIX3(ICH9でも良いです)」、
拡張機能の「EFIを有効化」にチェックを入れます。

「ストレージ」で、先程入手した、Debianのディスクイメージ (.iso) を選択して追加します。

「ネットワーク」->「アダプター 1 」にて、割り当てを 「ブリッジアダプター」に設定。

「ポート」にて、USB 3.0を選択し、プラスのついたUSBのロゴボタンを押して、外付けSSDを追加します。

これで、外付けのSSDにDebianをインストールする準備は完了です。

VirtualBoxの起動、Debianのインストール

再度「ディスクユーティリティ」を開き、先程フォーマットしたSSDのマウントを解除します。SSDの名前の隣にあるイジェクトボタンを押してください。
(「Finder」でも同じ操作は出来ます)

先程 追加した Debian を起動します。

「Graphical Install」となっていますが、このまま「Enter」で進んで下さい。

「Select a language」で、「Japanese – 日本語」を選択して下さい。

「場所の選択」と「キーボードの設定」で、「日本語」が自動選択されているので、このまま進んで下さい。

ホスト名は、任意で入力して下さい。

「ネットワークの設定」のドメイン名の設定では、
このまま、次へ進んで下さい。

root(管理者権限のアカウント)のパスワードを、任意で設定してください
(一応入力しなくてもこのまま先へ進むことは出来ますが、セキュリティの観点から入力したほうが良いと思います)

「新しいユーザーの本名」で、自分のユーザー名 (任意) を入力して下さい。
続いて、「あなたのアカウントのユーザー名」では、入力した自分のユーザー名が自動で入力されていますが、このまま進んで下さい。

「ユーザとパスワードのセットアップ」で、任意でパスワードを設定して下さい。パスワードはなるべくアルファベットだけではなく、数字や記号も含んだものにして下さい。

「UEFI インストール」を促されますが、ここは「いいえ」か「はい」のどちらでも構いません。

ここでは、「ガイド – ディスク全体を使う」 を選択してください。

認識されている外付けSSDを選択して下さい。

次に、「すべてのファイルを1つのパーテーションに (初心者ユーザには推奨)」を選択し、進んで下さい。

「パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み」を選択し、次へ進んで下さい。

次に、この画面で「はい」を選択して、次へ進んでください。

しばらく待って、この画面が出たら、次へ進んでください。

「パッケージマネージャの設定」の、ネットワークミラーを使いますか?と聞かれたら、「はい」と選択して、進んでください。

アーカイブミラーの国は、「日本」を選択して下さい。

次に表示された、アーカイブミラーのアドレスは、この中から選んで下さい。私は「deb.debian.org」を選択しました。

「HTTPプロキシの情報」の入力では、空のまま次へ進んでください。

「Debian パッケージ利用調査」へ参加するかどうかを聞かれますが、ここは「はい」か「いいえ」のどちらの選択でも構いません。

しばらく待つと、次のような画面が表示されます。
「Debian デスクトップ環境」とは、この中の、「GNOME」から「LXQt」のことを指します。「Debian デスクトップ環境」には必ずチェックを入れて、その「GNOME」から「LXQt」の中のどれか一つを選んで下さい。
そして、「標準システムユーティリティ」にも、必ずチェックを入れてください。

そして、Debianを起動するために、必要な各システム、ソフトウェアがインストールされるので、およそ、10〜15分ほどお待ち下さい。

インストールが完了したことをお知らせする画面が表示されるので、「続ける」を押してください。

「続ける」を押したあと、左上にある赤いバツボタンを押し、
「Power off the machine」を押して終了してください。

これで、外付けSSDへの Linux(Debian) のインストールは完了です。

rEFIndからのDebianの起動

Macを再起動し、音が鳴り、次の起動ディスクを選ぶ画面が出るまで、「Alt (option)」キーを押します。

「EFI Boot」を選んでください。

USBにインストールした、rEFIndが起動するので、

Debianのロゴが書かれ、下に「Boot EFI\debian\grubx64.efi from 510 MiB FAT volume」とあるものを選び、「Enter」キーを押して下さい。

しばらく待ち、先程設定した「ユーザー名」と「パスワード(rootではない)」を入力して、これでrEFIndを通じて、Linux(Debian)を起動できるようになりました。

参考にしたサイト

rEFInd – ArchWiki

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