外付けssdから起動出来るLinuxを作ってみる

ITと電子機器

今回は、macbook air(Early 2015 モデル)を使って、外付けSSDにLinux (Ubuntu 18.04 LTS)をインストールしてみたいと思います。

外付けSSDにLinux(Ubuntu)をインストールする理由

普通は、一つのPCのディスクを、二つの容量に分ける、パーテーションと呼ばれる作業をしてから、そこにLinuxをインストールするのですが、
私はその方法で、何度かインストールを試みたものの、Linuxが何故か起動しなかったり、ブートローダーと呼ばれる、パソコンに電源を入れる際に、OSを起動するシステムがあるのですが、私のそれへの理解不足によるものか、macそのものが起動しなくなり、大事なファイルを全て失ってしまう、というトラブルに遭いました。
パーテーションを区切ってインストールする方法は、ブートローダーの構造を理解しなければならず、macからlinuxをインストールして起動する方法としては難解であり、ディスクの中身にも影響を及ぼすリスクがあることから、今回は、内部のディスクを分けてインストールする形ではなく、USBメモリへインストールするという、確実に安全であろうと考える方法を、皆さんへお教えしたいと思います。

使用環境

このインストール方法で使った時の環境は次の通りです。

・使用OS : macOS Catalina 10.15.1 (64bit)
・インストールするLinuxのバージョン : Ubuntu 18.04.3 LTS
・外付けUSB(SSD) : シリコンパワー 256GB SSD と ORICO 2.5inch HDD/SSDケース (USB3.0規格)

virtualboxをインストールする

まずはこのサイトから、VirtualBoxと呼ばれるソフトをダウンロードしてください。
https://www.virtualbox.org/

黄緑色のバナーにあるDownload VirtualBox 6.0をクリックします。

そして次に、
VirtualBox 6.0.14 platform packagesの項目にある、OS X hosts をクリックし、VirtualBox 6.0.14 をダウンロードします。
加えて、USB3.0規格である、外付けSSDを認識させるために、VirtualBox 6.0.14 Oracle VM VirtualBox Extension Packをダウンロードします。
ダウンロードするには、下の All supported platforms をクリックします。

VirtualBoxとVirtualBox Extension Packをインストール

VirtualBox をインストールします。

上のVirtualBoxを開くと、

この画面が表示されるので、開いた箱のアイコンの「VirtualBox.pkg」をクリックしてインストールを始めて下さい。

VirtualBoxを最初インストールしようとすると、Macのセキュリティ関係の問題でエラーが発生します。(もし発生せずにインストールに成功したのであれば、この項目は飛ばして、先へ進んで下さい)
この場合、macのデスクトップ画面の左上にある、林檎のマークをクリックすると、「システム環境設定…」と出てくるのでそれをクリックします。

そして、「セキュリティとプライバシー」 -> 「プライバシー」 -> 「アクセシビリティ」と進んで下さい。
そして、右の項目に、VirtualBox.appと表示されています。
左下の鍵のボタンを押し、パスワードを入力してから、VirtualBox.appにチェックを入れてから、再度鍵のボタンを押して下さい。

次に VirtualBox Extension Packを インストールします。

下のextpackと書かれてある、緑色の箱のアイコンをクリックして下さい。するとvirtualboxが開き、次のように拡張機能をインストールするかを聞かれます。

インストールを押すと、次のような利用規約についてのダイアログが表示されます。

下へスクロールして、「同意します」のボタンが青になるので、それをクリックしてインストールして下さい。
クリックした後に、パスワードを訊かれるので、それを入力して下さい。

Ubuntu 18.04.3 LTSのダウンロード

このサイトから、今回インストールするLinuxディストリビューションのUbuntuをダウンロードしてください。
https://www.ubuntulinux.jp/
1. 「Ubuntuをダウンロード」を選びます。

2. 上の「jp.ubuntu.comのダウンロードページへ」をダウンロードします。

3. 左の Ubuntu Desktop 18.04.3 LTS をダウンロードします。

4. するとこの画面が表示されるので、自動的にダウンロードが始まります。もし始まらない場合は青い線で書かれてある、「download now」をクリックして下さい。

Linux(Ubuntu)のインストール

VirtualBoxでの設定

そして、VirtualBoxから、Ubuntuを外付けssdへインストールします。
この画像では既に、「ubuntu」を作成していますが、青いジグザグ円の「新規」ボタンを押して下さい。



するとこのような画面が表示されます。名前に「ubuntu」と入力して下さい。ここでは、”ubuntu”と入力することによって、自動的にOSのタイプとバージョンでLinux、Ubuntu (64-bit)と選ばれるようになっています。
ハードディスクの項目に関しては、「仮想ハードディスクを追加しない」を選択して下さい。

Virtualboxでの「Ubuntu」の設定

次に黄色い歯車のアイコンの「設定」をクリックして下さい。

1.「一般」 -> 「高度」で、”クリップボードの共有”と”ドラッグ & ドロップ” を全て「双方向」にします (VirtualBoxのバグのせいか、時々うまく選択されない時があります、この場合は設定の画面を閉じて、もう一度表示して下さい。)


2-1. 「システム」 -> 「マザーボード」のほうで、「起動順序」のチェックを「光学」のみにし、それを右にある上下矢印のボタンで一番上へ移動します。

2-2. チップセットは、「PIIX3」と「ICH9」の二つがありますが、ここでは、Mac OS Xがサポートしている「ICH9」を選びます。(※PIIX3とは、MacOSXから見た古いチップセットであるため、サポートはされてはいませんが、多分これを選択しても上手く行くと思います)
2-3. 拡張機能のチェックは、「I/O APICを有効化」、「EFIを有効化」、「ハードウェアクロックをUTCにする」に全てチェックを入れて下さい。

3. 次に、「ストレージ」 へ進みます。

ストレージデバイスの、コントローラー: IDEの下にある、空のディスクをクリックします。光学ドライブをクリックすると、一番上に「仮想光学ディスクファイルを選択」と表示されるので、それをクリックします。

Ubuntuのサイトからダウンロードした、ubuntuのディスクイメージを選んで下さい。

4. 次に「ネットワーク」へ進みます。
ここでは、割り当てが、「NAT」となっているので、「ブリッジアダプター」へ変更して下さい。(※別にNATでも構いませんが、私の環境ではネットワーク接続が不安定になりインストールに失敗することがよくあったため、ここではブリッジアダプターを選ぶほうが無難だと思われます)


5. 次に「ポート」へ進みます。

USBのコントローラーは、「USB 3.0(xHCI) コントローラー」を選んで下さい。
そして、右にUSBのアイコンが書かれています。その上から二番目にあるアイコンをクリックして、インストールする外付けSSDを選択して下さい。

以上でVirtualBoxでLinux(Ubuntu) インストーラを起動する準備は終了です。

VirtualBoxでのUbuntuの起動・インストール

次に、Ubuntuを起動します。右にある、緑色の矢印のアイコンをクリックして下さい。

そして起動して数秒経った後に次のような画面が表示されます。

「Try Ubuntu without installing」か「Install Ubuntu」のどちらかを選択して下さい。ここでは前者を選択します。

次にこの画面が表示されます。「Live session user」をクリックして下さい。


そして次に「Install Ubuntu 18.04.3 LTS」をクリックします。

インストール画面が表示されます。一番下へスクロールし、「日本語」を選択して「続ける」をクリックして下さい。

次に、キーボードレイアウトの画面が表示されます。左の項目で「日本語」、右の項目で「日本語」となっているのを確認してから、「続ける」をクリックして下さい。

「アップデートと他のソフトウェア」の画面が表示されます。ここではアプリケーションのインストールを「最小インストール」にしておりますが、基本的には「通常のインストール」を選択して下さい。
そのほかのオプションの二つの項目である、「アップデートのダウンロード」と「グラフィックスとWi-Fiハードウェアなどのサードパーティ製ソフトウェアをインストールする」にもチェックを入れて下さい。

このように聞かれますが、外付けssdが認識されているので、このまま「はい」を選択して下さい。

そして次にインストールの種類についての画面が表示されます。「ディスクを削除してUbuntuをインストール」を選択し、「インストール」をクリックして下さい。

この画面が表示されたら、「続ける」をクリックして下さい。

住んでいる場所を、地図から「Tokyo(東京)」に設定します。



ここで「あなたの名前」と「コンピューターの名前」、「パスワード」を入力します。「あなたの名前」で入力した名前は自動的に「ユーザー名の入力」に入力されます。
「パスワード」は自分で考えたものか、セキュリティ面を考えたいのであれば、このサイトで設定して下さい。
https://www.graviness.com/temp/pw_creator/

そして「続ける」を押すとインストールが始まります。8〜12分くらいはかかるので気長にお待ち下さい。


このようにインストールが終了しましたら、「試用を続ける」を押し、左上の電池のアイコンをクリックして、シャットダウンをして下さい。

Ubuntuをmacbookから起動する

そして次にmacを再起動します。画面が黒くなりましたら、ディスクを選択する画面が出てくるまで、「command」キーのとなりにある、「option」キーを長押しして下さい。

ディスクがこのように表示されましたら、黄色いディスクのアイコンの「EFI Boot」を選択し、Enterを押して下さい。

Virtualboxで起動したインストール画面で設定したユーザー名を選択してから、設定したパスワードを入力すれば、無事インストール完了です。



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