VirtualBoxでLinuxを起動してみよう!

ITと電子機器

今回はWindows、Mac、LinuxなどのOSを仮想化して起動することの出来る、VirtualBoxについてお伝えしていきたいと思います。

VirtualBoxとはなにか?

VirtualBoxとは、
最初は、ドイツのInnotekと呼ばれる会社によって作られたソフトですが、後にオラクルによって買収され、現在の正式名称は「Oracle VM VirtualBox」となっています。
このソフトはOSのクロスプラットフォームと呼ばれており、
主にWindows、Mac、Linuxなどから起動することが出来ます。
VirtualBoxでは、
仮想化を行うOSのことを「ホストOS」、仮想化されるOSのことを「ゲストOS」と呼びます。

例えば、私の使っているOSはmacOS(Macbook Air)で、ここでは、VirtualBoxを使って、Linux(Fedora 31)を仮想化していきたいと思います。

VirtualBoxは次のURLからダウンロードすることが可能です。
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

WindowsでVirtualBoxを使いたい場合は、Windows hosts、Macであれば、OS X Hosts、Linuxであれば、Linux distributionから、自分の今使っているLinuxのディストリビューションの種類に合わせたものを選んでください。(例えば、Ubuntu 18.04/Debian 10/OpenSUSE 15.0 など)

VirtualBoxを使ってみよう!

最初に行う設定


macで起動したOracle VM VirtualBox

1.「新規」を選んで下さい。


新規の画面


仮想ディスクドライブの設定

VirtualBoxを通じて外付けssdにUbuntuをインストールする記事でもお伝えした通り、OSの名前を入力すると自動的にタイプとバージョンが指定されます!(一部OSでは正しく指定されない場合もあるのでご注意)

2. 各種設定を行います。


「設定」を押します。


「一般」にて、「高度」タブを選択し、クリップボードの共有と、ドラッグ&ドロップのカラムを、2つとも「双方向」に設定します。

「システム」の「マザーボード」タブにて、チップセットを「PIIX3」から「ICH9」に設定します。
そして、起動順序は「光学」と「ハードディスク」のみにして下さい。


「システム」の「プロセッサー」タブにて、プロセッサー数を「1」から「2」にし、拡張機能の「PAE/NXを有効化」にチェックを入れます。


「ディスプレイ」の「スクリーン」タブにて、ビデオメモリーの容量を最大の128MBに設定して下さい。ここではチェックを入れていませんが、3Dアクセラレーションにチェックを入れて下さい(※後々入れるVirtualBox Guest Additionsを入れるため)


「ネットワーク」タブにて、「NAT」から「ブリッジアダプター」へ変更します。

起動する前に、画面から抜け出すための設定を行ってください。
「VirtualBox」->「設定 (⌘)」へ進みます。

次に、「入力」タブで、「仮想マシン」タブを選び、「ホストキーの組み合わせ」をクリックし、自分が設定したいキーを押します。私は左の⌘キー、左のコントロールキー(Ctrl/ ^ )を設定しました。

Linuxを起動する


このまま「Enter」キーを押して下さい。


しばらく経つと、「Try Fedora(Linux(Fedora)を試すか)」か、「Install to Hard Drive(ディスクにLinux(Fedora)をインストールするか)」のどちらかを選ぶ画面が出ます、この場合、右の「Install to Hard Drive」を押して下さい。


インストール時に使用する言語を選択します。ここでは、「日本語」が選ばれているので、このまま「続行(C)」を押して下さい。
(“Fedora 31″とVirtualBoxの設定で書かれてましたが、ここではFedora 30となっていますが、仮想化自体に特に問題はありません)


このように、地域設定の「キーボード」、「時刻と日付」、システムの「インストール先」が表示されます。

「キーボード」を選び、「日本語」が選ばれていることを確認したあと、左上の完了ボタンを押します。

「時刻と日付」を選び、地域が「アジア」、都市が「東京」であることを確認したあと、左上の完了ボタンを押します。


「インストール先」を選び、インストールを行う仮想ディスクが選ばれていることを確認したあと、左上の完了ボタンを押します。

「キーボード」、「時刻と日付」「インストール先」の三つの確認が終わったら、「インストールの開始」を押して下さい。


インストールには時間がかかります。気長に待ちましょう。(10〜16分かかります)

インストールが完了したので、終了を押して下さい。



デスクトップの右上の電池のアイコンを押し、出てきた右の電源マークを押して下さい。

真ん中の「再起動」を押し、再起動します。

再起動後、このような画面が三つ表示されますが、先へ進みます。



ユーザー名とパスワードを設定する画面が表示されるので、次へ進みます。




そして、この画面が表示されるので、「fedoraを使い始める」を押せば、ユーザー設定は終了です。

VirtualBox GuestAdditionsをインストールする

VirtualBox GuestAdditionsとは、ホストOSとゲストOS間の共有や操作をしやすくするための機能のことです。

具体的には、次のような機能があります

  • ゲストOSとホストOSで、同じマウス操作が出来る
  • ゲストOSとホストOSを繋ぐ共有フォルダの作成
  • ゲストOSのウインドウサイズの変更
  • クリップボード(コピー・ペースト・カットの操作による画像やテキストなどの情報を一時的に保存する機能)の共有
    など

このVirtualBox GuestAdditionsが使えるようにするための設定を行います。
まずは左上のアクティビティをクリックし、Dockの下部のアプリケーションを表示するをクリックして下さい。



次に、「ユー…」(ユーティリティの意)と書かれたアイコンを押して下さい。



そして、「端末」と書かれたアプリケーションを選んで下さい。



次のような画面が表示されます。


まずは、ソフトウェアのアップデートを行って下さい。
sudo dnf -y update というコマンドを入力すると出来ます。(dnfと呼ばれるコマンドはUbuntuでいうaptと同じ、Fedoraのパッケージ管理のコマンドのことです、用途はほぼ同じです)
sudoは管理者権限でコマンドを実行するために、必要なコマンド(パッケージ管理の操作は、管理者権限の確認が必要)なので、
先程設定したパスワードを入力してください。
(パスワードの入力を促されるのはターミナルを起動してから最初の部分です)
ソフトウェアのアップデートにかかる時間はおよそ10分です。



アップデートが完了しましたら、VirtualBox Guest Additionsを導入するのに必要なパッケージをインストールするために、
sudo dnf -y install gcc kernel-devel kernel-headers dkms make bzip2 perl
を入力して実行して下さい。時間としては10〜15分かかります。

そして次に、VirtualBox Guest Additionsをインストールします。

ホストOS(Mac)側にある上のメニューバーの「Devices」に進み、「Insert Guest Additions CD image」をクリックして下さい。


この画面が出ましたら、左の「キャンセル」を押して下さい。

そしてこの順番にコマンドを実行して下さい。

  1. sudo mkdir /media/guestadditions <- mkdirで管理者権限でmediaパスにguestadditionsを作成
  2. sudo mount -r /dev/cdrom /media/guestadditions <- mountで管理者権限で、読み出し専用の「-r」オプションを付与し、/media/guestadditionsに挿入された「VirtualBox GuestAdditions」のイメージを挿入
  3. cd /media/guestadditions <- 挿入後、/media/guestadditions へ移動
  4. sudo ./VBoxLinuxAdditions.run <- そのディレクトリにある、VBoxLinuxAdditions.runを実行、約5〜6分かかります
  5. reboot <- インストールが完了したら、再起動

そして、次のようにVirtualBox GuestAdditionsが有効化されています。


例・ゲストOSのウインドウサイズの変更

ゲストOSとホストOSでファイル共有が出来るようにする

次に、VirtualBoxでゲストOSとホストOSでファイル共有が出来るように設定を行います。

上にある「設定」を押して下さい。


「共有フォルダー」へ進み、右にあるフォルダのアイコンを押します。


このような画面が表示されます。「フォルダーのパス」にあるカラムをクリックします。

「その他」を選んで下さい。


そしてゲストOSから共有したいフォルダを選択します


フォルダーを選択したあと、マウントポイントに「fed(任意)」と入力します。
そして設定が終わりましたら、「OK」を押して下さい。

そして設定したら、次のようにファイルを作ります。
基本的に、テキストファイル、画像ファイルでも何でも良いです。


Fedoraを起動します。


cdコマンドで、mediaディレクトリへ移動します。
先程設定した共有フォルダの、sf_fedora(※sf_(共有フォルダの名前)、ここではsf_fedoraとする)が出来ていると思います。
しかし、このままではホストとゲスト間の共有フォルダへアクセスすることが出来ません。
次のコマンドを入力します。
# sudo gpasswd –add {username} vboxsf <- 共有フォルダの使用を行うためにvboxsfユーザーへ追加する、{username}は自分が設定したユーザー名(ここでは admin)
# reboot <- 設定を反映するために再起動



実際の様子

再起動後、vboxsfユーザーに追加されたため、/media/sf_fedora へアクセスする事が可能になります。
lsコマンドと呼ばれる、そのディレクトリ内のファイル(aaa、hoge.txt)があることが確認出来ます。

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